電線剥ぎ取りはホーザンかガッチャンかどちらを選ぶ?
電線剥ぎ取りはホーザンかガッチャンかどちらを選ぶ?
電線剥ぎ取りはホーザン式かガッチャン式か。試験に備えてどちらを選ぶか迷うところです。セットで買えばほとんどがホーザン式です。ガッチャン式は値段が高いが試験的にはどうだろうか?そんな剥ぎ取り工具で迷う方にはECQ講習会での観察をお知らせします。
ホーザンP958に似ている商品が出てきたので、とりあえずホーザン式と呼んでみることにしてみた。
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VS-4Aについては少し余談だが、ホーザンと同じ仕様でデビューしたのでホーザン側も戸惑ったのではないだろうか!
ところがVS-4Aがデビューした時には1.6ミリ3心と2ミリ3心の絶縁被覆が一度に剥ぎ取れる仕様になっていたが、その時点でホーザンは絶縁被覆が2本しか剥ぎ取れなく、3心の剥ぎ取りにはVS-4Aに遅れを取っていました。遅れを取り戻すべくホーザンが同じ仕様にしたP958を発表した。
さて
ガッチャン式も性能があがり、VA線の太さやメーカーなどに合わせて調整できるものも出てきた。
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さて、どちらが果たして試験的には有効だろうか?
これは、ECQの講習に来られた皆さんの使用具合を観察して気づいたことなのであくまでもこちらの主観が入っているかも知れないので判断は皆さん個人でしてみてください。
まず、ホーザン式を剥ぎ取り工具として持参される方は大体8割の方で、ガッチャン式を持参される方は2割です。
初めて工事士の試験を受けられる方や、工具を普段触らない方はどちらかというとホーザン式が多いです。
一方、電気工事の見習いの方や、何らかの設備工事に携わっている方はガッチャン式が多いような気がします。
もちろん、一概には言えませんが・・・。
ホーザン式にはちょっとしたコツが!
そこで、観察によると、ホーザン式の剥ぎ取りにはちょっとしたコツがあります。説明書が添付されているが、外装の剥ぎ取りでは握りこんだ後、少し開きを緩める必要がある。握りこんだままでは剥ぎ取り時に傷をつけてしまうことがある。そのために工具の握り部分にはちょっとしたバネがついている。
これは実際に剥ぎ取りをしてみないとなかなか肌で感じることができませんが、コツをつかみ、慣れればかなり速いペースで作業できます。
このホーザン式は外装を剥ぎ取るのは本当にきれいに剥ぎ取れますが、問題はその中の絶縁被覆を剥ぎ取るときです。
この剥ぎ取り作業(絶縁被覆)がうまくいかないためにかえって作業が遅くなる人もいます。どうすればすんなり被覆が抜けるかのその感触がつかむまで時間がかかる人もいます。
悲しいかな、試験が迫ってきても時間短縮ができなかった方もいました。
そこで、絶縁被覆をなんなく剥ぎ取れるのがガッチャン式です。
なので、ホーザン式の剥ぎ取りがうまくいかない方はガッチャン式もありかなと思います。
さて、ガッチャン式はどうでしょうか?
ガッチャン式の剥ぎ取り工具を初めて使用する方は、外装剥ぎ取りがまずうまくいかない傾向にあります。
ガッチャン式も外装剥ぎ取りのコツがありますが、それは使用説明書どおりにやればいいことなのですが、やはり慣れないと外装をうまく剥ぎ取れません。あせるとかえって中の絶縁被覆まで傷をつけかねません。
言ってみればどちらも慣れればよいことですが、人によって得手不得手が出てくるものです。
どちらかに悩まれているなら、いっそう二刀流にするのも手かも知れません。
でも、新品で揃えるとお金もかかります・・・。
ホーザンP958 VS ガッチャン どちらが早いか(動画)
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参考記事
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